HDRI PodiumxRTでHDRI背景を使用する
PodiumxRT には、SketchUpの空/影システムではなく、HDRI背景を使ってイメージベースの照明を駆動するオプションが含まれています
イメージベースの照明を使えば、レンダリングにリアリスティックな反射や微細で自然なトーンマッピングを簡単に加えることができます。また、HDRI照明も、さまざまな照明条件やトーンのバリエーションを簡単自在に試せます。
HDRI照明をオンにするには、背景設定ダイアログにある「HDRI」ボタンをクリックしてチェック印をつけます。
PodiumxRTインストール時に、5つのHDRI背景も自動的にインストールされます。これらのHDRI背景は、背景設定ダイアログのドロップダウンメニューからアクセスできます。PodiumxRTユーザーなら、さらに40を超えるHDRIイメージを こちらからダウンロードして取得できます。
Offset オフセットを使えば、HDRI/IBL背景イメージをPodiumxRT上でダイナミックに回転可能です。
追加HDRIファイルのインストール方法
PodiumxRTでのレンダリング用にHDRI背景を追加でインストールするには、Windowsでは次のフォルダにその背景を挿入します。
C:\Users\Username\AppData\Roaming\SketchUp\SketchUp 20xx\SketchUp\Plugins\PodiumxRT\PWapp\Backgrounds
Macでは、ほしいファイルを開きます。このファイルは、PodiumxRT.appで、Backgroundsフォルダに入っています。
Backgroundsフォルダにコピーされた.hdrファイルは、右図のようにドロップダウンメニューに自動的に表示されます。
メモ: Windowsでは、 AppDataがデフォルトで非表示になっている場合がよくあります。隠しフォルダを表示する方法をご存じない方は、こちらをお読みください。
メモ: Macでは、 Sketchupxx/pluginsフォルダが入っているUser/Library / Application Support フォルダは常に非表示になっています。
- この方法に従って、PodiumxRT.app の パッケージのコンテンツを表示し背景フォルダを見つけます。
- Finderを開いた後、Userディレクトリを開きます。
- 隠しファイルを表示するには、Cmd + Shift + . (ピリオド )を押します。
- ユーザーアカウントフォルダで、Library (灰色で表示)/ Application Support/ SketchUp 202x/ Plugins/ PodiumxRT/に進みます。
- PodiumxRT フォルダを開くと、複数のファイルが表示されます。PodiumxRT.appや単にPodiumxRTと名前が付けられたファイル等
- このフォルダで右クリックし、Show Package Contentsを選択します。
- Contents --->Resources--->Backgroundsに進みます。
追加の.hdrファイルは、背景フォルダに保存します。
影の品質や反射、レンダリングのトーン変更は異なるHDRI背景を選択するだけです。下の3つのイメージを見れば、操作がいかに簡単かが分るでしょう。
追加HDRファイルの検索:
PodiumxRTユーザーは、HDRI Skies.comから40の追加・高解像度HDR背景を取得できます。これらは、次のページからダウンロードできます。これらのHDRI背景は、SU Podium V2.6のPodium Browserからも入手可能です。
HDRI Skies.comには、多数の商用HDRI背景が収容されています。無償パッケージ(解像度制限あり)、有償パッケージ(高解像度) これは、人工オブジェクトがシーンの中にある自然な空/背景イメージの、私どもが知る中で一番のお勧めです。
その他HDRIソース:
- sIBL Archive - 様々なスタイルや 設定が施されたイメージベースライティング用無償HDRIセットの小規模ライブラリ
- Dosch Design HDRI - 高品質プレミアムHDRIセット(大半が有償コンテンツ)
- Peter Gutherie Skies - さまざまなタイプのレンダリングで使用できる360° パノラマHDR(high dynamic range)マップ 有償コンテンツ
- HDRI Hub - バラエティに富んだ有償/無償の空や背景オプションにリンクするHDRI収集サイト
- Poly Haven- もっとも活発かつ無償のHDRI背景ウェブサイトの一つです。空や都市、海といったさまざまな環境を使う HDRI/ IBL背景が多数備わっています。
IBL(イメージベースライティング)について
テクスチャ(HDRI)モードでPodiumxRTを使用すると、HDRIイメージがレンダリングの基本形状になります。ここでのデメリットは、影が落ちる場所を正確に制御できなくなることですが、メリットはシーンの照明、輝度、影角度が常に背景イメージと正確に一致することです。また、Light Intensity, Physicalスライダを使って露出の量を制御することもできます。
PodiumxRTなら、レンダリングしたPodiumxRTシーンで、HDRI背景をダイナミックに回転させることも可能です。