NVIDIA Iray は、プログレッシブパストレーシングエンジンで、Podium Walker アニメーションをエクスポートする際にCPUと共にコンピュータのグラフィックカードを使用してレンダリングを加速します。このアプローチは、もう単なる「高速プロセッサと大容量のRAMが装備されたシステム」を推奨しない、もう終わりにしたことを意味します。

Irayを使ってレンダリングを加速させるGPU用のシステムを構築する際、重要度順でこれらは優先すべきものです。

  • 対応NVIDIAグラフィックカードとIrayドライバ - 必須ではありませんが、GPUアクセラレーションには必要です。対応ハードウェアなしのアニメーションレンダリングは遅くなります。
  • CPU速度 -通常、クロック速度が速く、コア数が多いほどレンダリングが高速になります。
  • RAM - 16GB以上を推奨(それ以下でも十分な場合もあり)

  Iray対応グラフィックカード/ドライバ:

NVIDIAは、もっともハイエンドなNVIDIAカード(過去数世代のGTX、およびQUADROカード)にIray対応を追加しました。新しい/今後のチップアーキテクチャには、早急にはIrayドライバがつかないかもしれませんが、現世代のPascalアーキテクチャには対応しています。

現在のところ、NVIDIA GTXシリーズカードに対応

Pascal: GTX 1060、1070、1080、1080 Ti、TITAN X、その他モバイル異種

Maxwell: GTX 950、960、970、980、980 Ti、GTX 750、750 Ti、その他モバイル異種

Kepler/Fermi: GTX 500, 600, 800 シリーズ、(モバイルを含む)

現在のところ、NVIDIAワークステーションクラスカードに対応

Quadro: P6000、M6000、P5000、M5000、M4000、6000、5000

Tesla: P100、K80、M40、K40m、K10、C2050、K20c、M2050

メモ: これらのカードはPodium Walker with Irayの使用に必須ではありません。単にレンダリング時のGPUアクセラレーションに必要になります。対応グラフィックカードが存在しない場合、Podium Walkerは立ち戻りCPUを使ってパストレーシング計算を完了します。

推奨ハードウェア:

静止ビジュアライゼーション: GTX 960、またはそれ以上 (GTX 960, 970, 980, 1060 6GB, 1070, 1080) 我慢強い人ならば、遅いカードでもやり過ごせますが、推奨仕様は最低でもGTX 1050です。SU Podium は、GPUは低い価格設定だが、CPUは高速のマシンを使うユーザーが行うビジュアライゼーションに最適です。

アニメーション: GTX 970およびそれ以上の場合、それより低いものはIrayのフォトリアルモードでは極めて遅くなります。レンダリングモードをId(Irayインタラクティブ)に設定すると、大幅な速度量を取り戻せますが、それでもGTX 970 (または、同程度の1060 6GB)をお勧めします。

滑らかの動きにするには、1分のアニメーションにおよそ1500フレームが必要になることを憶えておいてください。ですので、おおよその合計レンダリング時間は予測できます。

  • 3分/フレーム - 75時間
  • 1分/フレーム - 25時間
  • 40秒/フレーム - 25時間
  • 20秒/フレーム - 8.25時間
  • 10秒/フレーム - 4.25時間

ProWalkerを使えば、設定ダイアログでフレーム毎の秒数を設定できるので、必要に応じてProWalkerがアニメーションに費やす最大時間を制限できます。ただし、40秒/フレームはカードによって大きく異なることを憶えておいてください。ProWalkerでのイメージ品質はIrayが特定フレームを計算するのに許可されたサンプル数に左右されます。

つまり、GTX 1080での1分間のレンダリングは、GTX 960(またはそれ以下)での1分間のレンダリングよりノイズが大幅に少なく(より精製された品質)なります。では、手頃な価格の、どの現行世代カードがどの程度の処理速度を提供するでしょうか?

中程度ケーススタディ - GTX 1060m | 450サンプル | 3分33秒

大きさ: 1920x1080 — レンダーモード: ID — レンダー時間: 3分33秒 — 450サンプル

これで、GTX1060mが静止ビジュアライゼーションに十分パワフルであることが分かります。たった3.5分後にはもうとても魅力的なイメージになりました。サンプル数を倍にすれば目に見えるノイズの大半がなくなるでしょう。

アニメーションでは、結果はやや期待を下回ります。 おおよその時間は予測できます。1500フレームで約88時間 レンダリング専用マシンをお持ちの場合、実現の可能性はありますが、効率の観点から、ProWalkerでのアニメーションのレンダリングには単体のGTX 1060はお勧めしません。

ローエンドのカードでアニメーションをレンダリングしなければならない場合、レンダリング時間を減らす方法がいくつかあります。

  1. 低い解像度でレンダリング
  2. IdやPrモードではなくQckモードに切り替える
  3. サンプル数を減らす
  4. 人工照明の数を減らす
  5. 秒ごとのフレーム数を減らしてレンダリング(推奨はしませんが)、またはアニメーションパスの速度を上げる
  6. ProWalker GPUではなく、Podium Walker standardの購入を考える

メモ: プログレッシブ(サンプルベース)レンダリングのコンセプトが初耳、あるいはよくご存じでない方は、こちらのIray.でのサンプリングとイメージ品質についての詳細情報をお読みください。


  Iray 性能ベンチマーク:

Migenius Iray ベンチマーク: 性能ベンチマークは、カード選びやクラウドベースサービス用に時々Migeniusから発表されます。現在のところ、最新から最古までの比較が可能

Irayの尺度変更効率は、NVIDIA CUDAデバイスと併用すると非常に高くなります。理論的には、GPUを設定すると、カード毎の効率が最高性能(最大8カード)のおよそ95%の、ほぼ一次関数的な性能上昇が生まれます。実際、当社のテストではカード毎の効率は95%よりやや低くなりますが、静止は非常に良質です。