Podium Walkerは、Lightmapsを使うようになりました。これで設計プロセスがはるかに速くなります(PWバージョン1.2.8、およびそれ以上)。

Lightmapsとは?

Lightmapsとは、照明情報を計算し、モデルといっしょに格納するプレレンダリングの形態です。これで最終レンダリングプロセスが大幅に速く、より効率よくなります。 つまり、Podium WalkerがSketchUpシーンへの照明と影の配分を事前計算し、その情報を「ライトマップ」としてモデルに格納するということです。

ライトマップが計算されると、その情報は、Podium Walkerにそのライトマップの更新を命ずるまで格納されます。 Lightmapsのオンオフは切り替えが可能で、ポイントライト、スポットライト、LEMライト、アンビエント・オクルージョン等すべてのPodium照明タイプに使用できます。

Lightmapsの有利性

速度: Lightmapsなしでは、Podium Walkerはアニメーションのすべてのフレームに対してレイトレーシング計算を実行しなければなりませんでした。 Lightmaps は、シーンを一度だけレイトレーシングし、その情報をライトマップに格納後、ビデオの各フレームに適用するので、Podium Walkerのエクスポートプロセスの速度を上げます。

つまり、エクスポートに時間を掛けず、最終ビデオが同じ高品質を保てるということです。

  • 自由に反復: LightmapsのおかげでPodium Walkerがレイトレーシング計算を実行する必要がなくなるわけではありませんが、これで計算を設計プロセスの早期に済ませられ、その結果自由に反復設計を決定できるようになります。 Lightmapsは、時間をかけずに最後の最後にアニメーションに変更を加えます。

  • 照明を再計算せずに変更: これまでは、アニメーションを変更し、ビデオを再レンダリングするには、Podium Walkerがレンダリングの全工程を再度行わなければなりませんでした。 けれどもLightmapsを使えば、一度Podium Walkerがシーンのレイトレーシングを完了すれば、カメラパスやキーフレームに自由に変更を加えることができます。

  • 瞬時にレンダリング&エクスポート: Podium Walkerで変更が加わると、シーンはすでにレイトレースされているので、ライトマップなしで短時間でビデオを再エクスポートできます。

 lightmapsの作成/使用法

Podium Walker のユーザーフェースに、Lightmaps機能を制御する2つの新しいアイコンが加わりました。


ライトマップを作成する前に照明を完成させる、あるいはなるべく完成に近い状態にしてください。 ライトマップの作成後にモデルの照明を変更すると、その変更を最終ビデオに反映させるためにライトマップを再レンダリングしなければならなくなります。

モデルのライトマップを作成するには、LM+アイコンを選択します。 すると、Podium Walkerがシーンをレイトレースし、ライトマップをレンダリングします。 モデルが複雑なほど、作成時間が長くなります。 モデルにジオメトリやテクスチャ照明が多くあるほど、ライトマップのレンダリング時間が長くなります。

ライトマップを更新/リフレッシュするには: ライトマップ作成後にシーンの照明を変更するには、ライトマップを更新しなくてはなりません。 更新した照明でライトマップを新規作成するには、LM+ボタンをクリックします。

Lightmaps切り替え - このボタンはLightmapsのオンオフを切り替えます。 ビデオをエクスポート時にPodium Walkerにライトマップを使用させたい場合は、この切り替えをオンにしていなければなりません。

 Podium Walker v1.3へのアップデート:

Walker v1.3 Windows for SU 2015 / 2014ダウンロード